先日、北海道北部にある猟区「西興部村」でエゾシカ猟をしてきました。
2泊3日の流し猟のうち、僕の射程(20m)に入ったチャンスは2~3回でしたが、
どうにかこうにか並サイズのオスを一頭撃たせていただきました。
人生初の獲物です。
撃ったタマはシカの右の腰から入り、左の尻から抜けていきました。
エゾシカというのは撃たれ強いもので、痛そうな素振りも見せずに去ってしまいました。
ガイドの人曰く、「出血量が少なかったので、いつもなら追跡を諦めていた所だが、その日はたまたま気が向いた」そうで、20分ほどストーキングしてくれました。
仲間と車内で待っていると、遠くから銃声が一発だけ聞こえました。
→こういう場合は大概獲れているものです。
初めにエゾシカが被弾した場所から300mほど離れた場所で、そいつは絶命していました。
ガイドはこの捕獲について、「奇跡が起きた」と表現しました。
なにせ僕もガイドも遠射に向かない「リブ銃身」。
僕は動物への発砲が初めてのことで、ガイドも狩猟暦はまだ四年。
エゾシカ猟をやったことのある人なら、いかに無謀な戦いをしたか分かっていただけると思います。
しかしこんなんでも獲れるのが実戦の面白いところで、超ラッキーとしか言いようがありません。
(ガイドは自分が30mの距離で撃ったタマが胸に入ったことに大変満足していました)
自然からの授かり物として有難くいただくこととしました。
ありがとうございます。
捕獲個体の頭骨や肉をどうしたかについては、また次回報告致します。
2010年3月5日金曜日
獲物の体重の目算
前回、イノシシの攻撃力について絶賛したわけですが、
ここしばらくシカの有害駆除に立ち会って気づいたことがあります。
「獲物の体重を目測するのはすごく難しい」ということ。
イノシシにせよシカにせよ、体重の手がかりとなるのは「見た目の体積」ですが、
これが大変変動しやすい。
寒さ対策とか、威嚇の目的で全身の毛を逆立てた状態では、当然ながら大きく見えます。
また、捕殺してから時間がたった死体はガスがたまっているため、大きく見えます。
前回、「ドラム缶」と形容したイノシシの体は、上記の3要素が合わさった結果でした。
生きていて、落ち着いた状態のイノシシはもっとスリムなはずです。
目算の際は上記のバイアスを考慮して、体重を過大評価しないよう気をつけたいものです。
ここしばらくシカの有害駆除に立ち会って気づいたことがあります。
「獲物の体重を目測するのはすごく難しい」ということ。
イノシシにせよシカにせよ、体重の手がかりとなるのは「見た目の体積」ですが、
これが大変変動しやすい。
寒さ対策とか、威嚇の目的で全身の毛を逆立てた状態では、当然ながら大きく見えます。
また、捕殺してから時間がたった死体はガスがたまっているため、大きく見えます。
前回、「ドラム缶」と形容したイノシシの体は、上記の3要素が合わさった結果でした。
生きていて、落ち着いた状態のイノシシはもっとスリムなはずです。
目算の際は上記のバイアスを考慮して、体重を過大評価しないよう気をつけたいものです。
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