写真を撮っていた人を見つけたので、改めて11月9-11日に行なった学園祭の活動報告です。
雰囲気や感想は早々に書いてくださった方がいるので、私は写真と具体的な活動内容を。
今年の学祭も野生動物の研究室の隅っこを間借りして、鹿の角を使ったアクセサリーを販売しました。
今年の商品はストラップをメインに、キーホルダー、バッグチャーム、ペンダントなど。
鹿角の使い方のバリエーションもちょっと増えました
昨年の学園祭ではあっさり売り切れてしまったのですが、今回は前回の4倍くらいの量があったため、逆にストラップはあまってしまいました。
欲しい方はご連絡ください(笑)
ちなみにアクセの売上個数は103個です。100個超えたよー!
以下、個人的な反省点など
①興味を持ってくれる方も多くいましたが、間借りでスペースが狭いためアピール力に欠ける部分があったように思います。来年は狩り部で一つ模擬店か一般企画のスペースをもらってもいいかも。とか来年はOGになるので無責任に言ってみる
②今年は早めに準備しようとか春に言っていたはずが、結局準備はぎりぎり、しかも現役部員が作った商品数よりもOGが作って送ってくれた商品の方が数が多かったという…。
2012年11月17日土曜日
解禁日!
こんにちわ、柏木です。
11月15日の解禁日、去年の猟期から、狩り部としてではなく、個人的にお世話になっているグループの皆さんと出猟したので、それについて書きたいと思います。
ぼくが所属しているグループは、神奈川県西部を猟場としています。
昨年の解禁日は、他のグループと合同で、いつもと違う地域に出猟したのですが、今年はいつもの場所でした。
やっぱり慣れた猟場が一番ですね(まだ全然地形が把握できていないぼくが言うのもなんですが)。
今回は解禁日が平日ということもあって、ぼくを入れて4人と非常に少ない人員での巻き狩りとなりました。
ぼくは鉄砲を持っていないので、射手は3人ということになります。
人数が少ない中での巻き狩りは、非常に難しい。
なぜなら、獲物の道を見切っても、そのすべてに射手を配置できるとは限らないからです。
そこで登場したのが、携帯ラジオです。
射手を配置できないけど、ここは通りそうだな、来て欲しくないな、というところに、ラジオを木につるして大音量でわめかせる。
そうすると、獲物はそこを避けるので、射手がいる方へと逃げてくれる、というわけです。
同様に、軽トラに載せた檻に残した猟犬が、しょっちゅう吠えていると、やはり獲物はそちらには逃げにくい。
こんな工夫をしながらの巻き狩りとなりました。
ぼくと師匠の二人で、4匹の犬を連れて歩き、親方の合図で放すと、すぐに匂いを拾って吠えながら追っていきました。
犬の動きをしばらく見た後、師匠のタツ場に移動して、無線ごしに猟の行方を見守ります。
しかし、なかなかこちらには来ない。
犬の生声も聞こえない。
と思ったら、1匹犬がへとへとで帰ってきてしまいました。
結局、犬は同じところをぐるぐる走らされた挙句、振り切られてしまったようだ、とのこと。
もう終わりにしようとの、親方からの指示でタツを外して、犬の回収に向かいました。
親方のほうで2匹回収したらしく、残りはあと1匹。
この1匹は一番年寄りだけど、それだけに経験豊富で粘りのある犬です。
それは同時に、なかなか戻ってこないので、回収が大変だということでもあります。
無線を頼りに、あっちでもない、こっちでもないと探し回りますが、なかなか見つかりません。
不意に、生声が聞こえました。
それは猟場の外れにある、農場の敷地の中からでした。
最初はそのお宅の犬かなと思っていたのですが、無線の吠え方と生声が重なるので、どうやらうちの犬らしい。
ちょっと覗いてきます、とぼくが一人で裏から入っていくと、トタンで囲まれた畑の中で吠えている姿を見つけました。
お前、出られなくなっちゃったのかー、とトタンに寄りかかながら話しかけると、ぼくに向かってやたら吠えまくる。
なんだろ、と思って足元を見ると、そこにはちっこいシシがブーブー唸ってます。
畑を囲うトタンの角のところにシシを追い込んで、逃げないように吠え止めしていたのでした。
トタン越しですが、ぼくとの距離は1mもありません。
恥ずかしながら、軽いパニック状態になりました。
鉄砲はないから止めは撃てない、ナイフはあるけどトタン飛び越えてる間に逃げられたらどうしよう、ていうか畑の中で放し飼いにされてるイノブタだったりして、いやそんなことはないか、などと頭の中グルグル。
とりあえず指示を仰ごうと、無線を見ると、なんと電池切れ。
しょうがないので30mほど走って師匠を呼びにいくと、ちょうど全員集まってきていました。
犬がシシを畑の中に止めてる、とぼくがどなると、親方がかっとんで来ます。
ぼくが先に戻ってシシがいるのを確認し、親方に指し示すと、一発で止めてくれました。
それがこちら(写真)。
去年生まれ(ニセコというらしい)だろうとのことです。
ちっこいけど1匹は1匹。
さい先のいい初猟となりました。
そうそう、シシはあばら骨の周りの肉を少し残して、砂糖多めと醤油で煮て、美味しくいただきました。
山の恵み、ごちそうさまでした。
明日の日曜(18日)も出猟する予定なので、それについても書くかもしれません。
ではでは
11月15日の解禁日、去年の猟期から、狩り部としてではなく、個人的にお世話になっているグループの皆さんと出猟したので、それについて書きたいと思います。
ぼくが所属しているグループは、神奈川県西部を猟場としています。
昨年の解禁日は、他のグループと合同で、いつもと違う地域に出猟したのですが、今年はいつもの場所でした。
やっぱり慣れた猟場が一番ですね(まだ全然地形が把握できていないぼくが言うのもなんですが)。
今回は解禁日が平日ということもあって、ぼくを入れて4人と非常に少ない人員での巻き狩りとなりました。
ぼくは鉄砲を持っていないので、射手は3人ということになります。
人数が少ない中での巻き狩りは、非常に難しい。
なぜなら、獲物の道を見切っても、そのすべてに射手を配置できるとは限らないからです。
そこで登場したのが、携帯ラジオです。
射手を配置できないけど、ここは通りそうだな、来て欲しくないな、というところに、ラジオを木につるして大音量でわめかせる。
そうすると、獲物はそこを避けるので、射手がいる方へと逃げてくれる、というわけです。
同様に、軽トラに載せた檻に残した猟犬が、しょっちゅう吠えていると、やはり獲物はそちらには逃げにくい。
こんな工夫をしながらの巻き狩りとなりました。
ぼくと師匠の二人で、4匹の犬を連れて歩き、親方の合図で放すと、すぐに匂いを拾って吠えながら追っていきました。
犬の動きをしばらく見た後、師匠のタツ場に移動して、無線ごしに猟の行方を見守ります。
しかし、なかなかこちらには来ない。
犬の生声も聞こえない。
と思ったら、1匹犬がへとへとで帰ってきてしまいました。
結局、犬は同じところをぐるぐる走らされた挙句、振り切られてしまったようだ、とのこと。
もう終わりにしようとの、親方からの指示でタツを外して、犬の回収に向かいました。
親方のほうで2匹回収したらしく、残りはあと1匹。
この1匹は一番年寄りだけど、それだけに経験豊富で粘りのある犬です。
それは同時に、なかなか戻ってこないので、回収が大変だということでもあります。
無線を頼りに、あっちでもない、こっちでもないと探し回りますが、なかなか見つかりません。
不意に、生声が聞こえました。
それは猟場の外れにある、農場の敷地の中からでした。
最初はそのお宅の犬かなと思っていたのですが、無線の吠え方と生声が重なるので、どうやらうちの犬らしい。
ちょっと覗いてきます、とぼくが一人で裏から入っていくと、トタンで囲まれた畑の中で吠えている姿を見つけました。
お前、出られなくなっちゃったのかー、とトタンに寄りかかながら話しかけると、ぼくに向かってやたら吠えまくる。
なんだろ、と思って足元を見ると、そこにはちっこいシシがブーブー唸ってます。
畑を囲うトタンの角のところにシシを追い込んで、逃げないように吠え止めしていたのでした。
トタン越しですが、ぼくとの距離は1mもありません。
恥ずかしながら、軽いパニック状態になりました。
鉄砲はないから止めは撃てない、ナイフはあるけどトタン飛び越えてる間に逃げられたらどうしよう、ていうか畑の中で放し飼いにされてるイノブタだったりして、いやそんなことはないか、などと頭の中グルグル。
とりあえず指示を仰ごうと、無線を見ると、なんと電池切れ。
しょうがないので30mほど走って師匠を呼びにいくと、ちょうど全員集まってきていました。
犬がシシを畑の中に止めてる、とぼくがどなると、親方がかっとんで来ます。
ぼくが先に戻ってシシがいるのを確認し、親方に指し示すと、一発で止めてくれました。
それがこちら(写真)。
去年生まれ(ニセコというらしい)だろうとのことです。
ちっこいけど1匹は1匹。
さい先のいい初猟となりました。
そうそう、シシはあばら骨の周りの肉を少し残して、砂糖多めと醤油で煮て、美味しくいただきました。
山の恵み、ごちそうさまでした。
明日の日曜(18日)も出猟する予定なので、それについても書くかもしれません。
ではでは
2012年11月13日火曜日
初めての上野原での狩猟
こんばんわ、赤澤です。初投稿です。
11/4(日)に山梨県の上野原に個人的に狩猟見学に行きました。
猪狩り(免許を持っていないので見学)や足跡を探してきました。
これは私にとって人生初の経験ですし、日常生活から絶対に得られない貴重な財産になったと確
信してます。おもいきって見学に行って、本当に良かったです。
中でも印象に残っているのが、猪を間近で仕留めた1番の腕前です。
私が待機していた場所は猪が飛び出してきたときに1番が銃口を向けた方向の延長線上にいまし
た。ですが、1番は猪が飛び出してから、私が待機していた方向と銃口が重ならないように銃口を
ずらして撃って猪を仕留めました。それを見た私は「すごいな!」と感動しました。
ぜひ機会あれば、また狩猟の空気を吸いに上野原あるいは別の場所に行きたいと考えています。
11/4(日)に山梨県の上野原に個人的に狩猟見学に行きました。
猪狩り(免許を持っていないので見学)や足跡を探してきました。
これは私にとって人生初の経験ですし、日常生活から絶対に得られない貴重な財産になったと確
信してます。おもいきって見学に行って、本当に良かったです。
中でも印象に残っているのが、猪を間近で仕留めた1番の腕前です。
私が待機していた場所は猪が飛び出してきたときに1番が銃口を向けた方向の延長線上にいまし
た。ですが、1番は猪が飛び出してから、私が待機していた方向と銃口が重ならないように銃口を
ずらして撃って猪を仕留めました。それを見た私は「すごいな!」と感動しました。
ぜひ機会あれば、また狩猟の空気を吸いに上野原あるいは別の場所に行きたいと考えています。
学園祭を終えて
こんにちわ、狩猟解禁日(11月15日)を目前に控えてワクワクしてる柏木です。
もう二日過ぎてしまいましたが、11月11日、3日間続いた学園祭が無事終了しました。
狩り部は去年に引き続き、シカの角を使ったストラップなどのアクセサリの販売を行い、100個近く(正確な数は忘れてしまったけど、それくらいだったはず)売ることができました。
購入していただいた皆様、ありがとうございました。
そして、売り子、作り手の皆さん(とくにかわいいストラップをいっぱい送ってくれたOGのIさん)、本当にお疲れ様でした。
アクセサリの販売自体、狩猟産物の利用促進という一つの意義を持っている活動だと思いますが、やはり「物を売る」という行為の醍醐味は、売り手と買い手のコミュニケーション。
シカの頭骨におっかなびっくりな様子で足を止めたお客さんが、狩猟サークルとしての活動に興味を持って、声をかけてくれる(あわよくば購入してくれる)という過程を通して、狩り部の活動目標、『狩猟の普及啓発』の第一歩を着実に踏み出せているな、と実感しました。
残念ながら売り子に必死で写真を撮るのをすっかり失念していたので、写真なしの簡単な更新となってしまいましたが、きっとどなたかが販売風景などなどをUPしてくれるのではと期待しております(無責任)。
解禁日は出猟する予定なので、そっちの写真は忘れないようにします。
ではでは
もう二日過ぎてしまいましたが、11月11日、3日間続いた学園祭が無事終了しました。
狩り部は去年に引き続き、シカの角を使ったストラップなどのアクセサリの販売を行い、100個近く(正確な数は忘れてしまったけど、それくらいだったはず)売ることができました。
購入していただいた皆様、ありがとうございました。
そして、売り子、作り手の皆さん(とくにかわいいストラップをいっぱい送ってくれたOGのIさん)、本当にお疲れ様でした。
アクセサリの販売自体、狩猟産物の利用促進という一つの意義を持っている活動だと思いますが、やはり「物を売る」という行為の醍醐味は、売り手と買い手のコミュニケーション。
シカの頭骨におっかなびっくりな様子で足を止めたお客さんが、狩猟サークルとしての活動に興味を持って、声をかけてくれる(あわよくば購入してくれる)という過程を通して、狩り部の活動目標、『狩猟の普及啓発』の第一歩を着実に踏み出せているな、と実感しました。
残念ながら売り子に必死で写真を撮るのをすっかり失念していたので、写真なしの簡単な更新となってしまいましたが、きっとどなたかが販売風景などなどをUPしてくれるのではと期待しております(無責任)。
解禁日は出猟する予定なので、そっちの写真は忘れないようにします。
ではでは
2012年11月2日金曜日
静的射撃の練習をしてきました
先日、茨城県にある狩猟者研修センターという所で静的射撃の練習をしてきました。
ことの始まりは狩り部の生みの親であるO氏からのお誘いです。
O氏の所属する茨城県の狩猟グループが、猟期前に射撃練習会を行うので、それに混ぜていただけるとのこと。
現在、射撃に関してまったく師をもたない私や現代表にとっては願ってもいないお話でした。
私は、これまで二回だけ静的射撃をやったことがありましたが、思い起こすのも忌まわしいほどの散々な結果。
50m先の、1m四方の的に向かって20発撃って、一発しか紙に当たらなかった覚えがあります。
今にして思えば、銃身が狙っている先は正しくても、私の引き金の引き方の問題で、全体が左に逸れていたのでしょうね。
そのような場合、的の真ん中ではなく、やや右を狙えばずっと成績はマシになるって、考えれば当たり前ですよね。
(注:照準器が調整できる場合にはそれを自分の引き癖に合わせて修正すれば良いのです。私の銃身はそうした調整ができないもの(リブ銃身)だったので、そこで思考が停止しておりました。)
私のシカ研究の師匠が、授業中に精度と確度の違いについて語っていたことを思い出しました。
前回の場合は、精度以前に、確度に問題があったわけです(全体が左にズレるバイアスがかかっていたということ)。
さて、今回の練習会では上記のことも含めて様々なご助言をいただきました。
安定した銃の持ち方や、座り撃ちの姿勢、ランニングターゲットにおけるリードの取り方など。
やってみてビックリ、撃った弾のほとんどが紙に入るではありませんか。
低レベルな話で恐縮ですが、私にとっては飛躍的な進歩です。
現代表に至っては、静的初挑戦にも関わらず、私よりも良い成績ではありませんか。
ああ、教えてくれる人がいるって素晴らしい・・・
静的射撃のトラウマを脱却できた一日でした。
貴重な機会を与えてくださったO氏、および狩猟グループの皆さま、ありがとうございました!
ことの始まりは狩り部の生みの親であるO氏からのお誘いです。
O氏の所属する茨城県の狩猟グループが、猟期前に射撃練習会を行うので、それに混ぜていただけるとのこと。
現在、射撃に関してまったく師をもたない私や現代表にとっては願ってもいないお話でした。
私は、これまで二回だけ静的射撃をやったことがありましたが、思い起こすのも忌まわしいほどの散々な結果。
50m先の、1m四方の的に向かって20発撃って、一発しか紙に当たらなかった覚えがあります。
今にして思えば、銃身が狙っている先は正しくても、私の引き金の引き方の問題で、全体が左に逸れていたのでしょうね。
そのような場合、的の真ん中ではなく、やや右を狙えばずっと成績はマシになるって、考えれば当たり前ですよね。
(注:照準器が調整できる場合にはそれを自分の引き癖に合わせて修正すれば良いのです。私の銃身はそうした調整ができないもの(リブ銃身)だったので、そこで思考が停止しておりました。)
私のシカ研究の師匠が、授業中に精度と確度の違いについて語っていたことを思い出しました。
前回の場合は、精度以前に、確度に問題があったわけです(全体が左にズレるバイアスがかかっていたということ)。
さて、今回の練習会では上記のことも含めて様々なご助言をいただきました。
安定した銃の持ち方や、座り撃ちの姿勢、ランニングターゲットにおけるリードの取り方など。
やってみてビックリ、撃った弾のほとんどが紙に入るではありませんか。
低レベルな話で恐縮ですが、私にとっては飛躍的な進歩です。
現代表に至っては、静的初挑戦にも関わらず、私よりも良い成績ではありませんか。
ああ、教えてくれる人がいるって素晴らしい・・・
静的射撃のトラウマを脱却できた一日でした。
貴重な機会を与えてくださったO氏、および狩猟グループの皆さま、ありがとうございました!
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